ビジネススタイルが多様化するなか、何を着たらよいか迷いがちな方は多いだろう。今回の着回し企画では、人気セレクトショップ「ユナイテッドアローズ」のプレス渡辺健文さんが、全24アイテムを1週間着回しながら今どきの服の選び方と組み合わせ方を指南。同店らしいシックなコーディネートは、1月28日(月)〜2月3日(日)の毎日更新予定だ。 (使用する全24アイテムは、こちらを参照)

ピークトラペルの紺無地スーツでつくる等身大の装い
月曜日は紺無地スーツから着回しスタート。紺無地は定番なだけに凡庸に見えたり、年の近い部下と見分けがつかなくなったりすることも。ミドルエイジの年輪を引き立てる、今どきの紺無地スーツスタイルとは?
「働き方や職種もどんどん多様化していくなか、仕事=スーツを着なければならないという考え方はどんどん無くなっていくと思います。それはスーツが必要なくなるという意味ではなく、今日仕事で何をするのか、誰と会うのかなど、それぞれのTPOに応じてスーツからスニーカーまで仕事着も多様化するということ。実際にそういったお客様が店頭でも増えてきています。それでも、ことミドルエイジの方は役職や立場に見合った装いを考えたときにスーツが適切なシーンは多いと思います。着まわしを前提にスーツを選ぶならベーシックな中にも、ほんの少しキャラクターやディテールの立ったものの方が使いやすいと思います。月曜日は社内の会議だったり、取引先やお客様と会う方も多いでしょう。こんな日はやはりタイドアップしたスーツスタイルがおすすめ。例えばピークドラペルがアクセントになったこんな紺無地スーツなら、シャツとネクタイを同系色のブルー系で揃えたとしても寂しい印象になりません。会食やレセプションパーティ向きの華やかさもあって重宝します。他のアイテムもプリント柄のネクタイやダブルモンクの靴など、素材やディテールに気を使うことで軽妙さが生まれ、モダンで大人の余裕が感じられる着こなしになります」(プレス渡辺健文さん)。
下の24アイテムの中から……
