歴史的スタンダードは実は伝統ドレスと好相性
世界で最もポピュラーな洋服のひとつ、リーバイス501。世代も国も性別も超えるスタンダード中のスタンダードだけに、どう装いに取り入れるか次第でその人の洋服に対する素養がわかるものだが、M.E.読者には是非”ドレスマインド”で穿きこなしてほしい。ワークパンツ起源だけに意外に聞こえるかもしれないが、ジーンズの元祖として歴史的な風格をもつ501は、クラシックなテーラードウェアとも決してミスマッチではない。シンプルで飾らない501ならではの魅力とドレス服をミックスすれば、”わかってる大人”にしか出せない自然体のエレガンスを発揮できるのだ。
現在様々な類型のある501だが、本誌が推したいのは由緒あるアーカイブをベースとしたハイエンドライン”リーバイス ビ ンテージ クロージング”。中でもスリムテーパードのシルエットをもつ1954年モデルを最適と考える。そこでこの一本をベースにドレスマインドな501の装いを考えてみた。是非、装いに取り入れてみてほしい。