もう半歩先の色気を表現したい時、有効なのが季節に適った秋色=暖色系。ウォームで明るく、寛いだ印象を与えられ、成熟した大人の風格演出に効く。逆に”引き算”の発想で注目なのが黒。力強く、モード&スタイリッシュな男らしさも薫る色として人気上昇中だ。

秋らしい彩りで王道の紺スーツも色気アップ
端正なネイビー無地のスーツ。いくらでもシャープに着ることができる一着だが、ボルドーの細ストライプシャツとオレンジベースの小紋タイという秋らしい合わせにより、ぐっと柔和でエレガントな印象に。ちなみにこのスーツはスーパー160’sウールを使用。その豊かな光沢としなやかな生地感が、7つ折りで仕立てたシルクタイとぴったりリンクしているのもポイント。

柄を効かせればモノトーンも寂しくならない
グレーフランネルの3ピースに、白シャツ+黒タイを合わせたスタイル。モノトーンでまとめたことで男の色気がストレートに伝わる装いだ。スーツのチョークストライプで威厳や力強さを高めながら、タイに配されたドット柄により、どこか親しみやすい雰囲気も作っているのもポイント。ビジネスシーンから夜の席まで寄り添える二面性が、このスタイルの強みといえる。
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※表示価格は税抜き
[MEN’S EX 2018年11月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)