“作り手の顔が見える服”よりお客様のスタイルが叶う服を
ストラスブルゴ ハウス テイラーズ ラボ テーラー 山上佳彦さん

専門学校を卒業後、ストラスブルゴ初の新人テーラーとして入社。大阪勤務を経て、今年より南青山店のハウス テイラーズ ラボに。

本質が見えているから彼はハウススタイルを主張しない
実力ある日本人テーラーが集うストラスブルゴで、密かに頭角を現しつつあるのが山上さんだ。まだ30代半ばだが、同社を代表するテーラー、大島崇照氏の薫陶を受け、辛口で知られるティンダロ・デ・ルカ氏も彼の仕事を誉めたというから尋常ではない。ご本人の姿勢も、誠にストイック。
「誰からも『丁寧な仕事だ』と思っていただけるスーツが目標です。大島と同様、自分のスタイルを押し出すことはしません。大切なのはお客様の理想が叶うことで、作り手が主張することではありませんから」(山上さん)。大きめの上襟こそムードがあるが、羽織ってみるとベーシックで、累代の名門サルトのように自然な、落ち着いた佇まい。山上さん、やはりただ者ではない。ビスポークスーツ32万500円〜〈納期6ヶ月〜〉。
ストラスブルゴハウス テイラーズ ラボ
住所:東京都港区南青山3-18-1マミーワールドビル3F
TEL:03-3470-6367
営業時間:11時〜20時(完全予約制)
定休日:不定
https://strasburgo.co.jp