休日のカジュアルで難しいのは、バランス。リラックス感を求めつつも、大人として恥ずかしくない品格を保つことが重要。”品”を意識した鞄の選び目線とは。

MEN’S EX副編集長・内田さやか
靴も鞄もクラシックなM.E.ブランドを愛用。メゾン系からファクトリー系まで新作チェックは欠かさず、ディテールにも厳しい。
スタイリスト・四方章敬さん
モードからクラシックまで、洒脱なスタイル提案が支持されている、売れっ子スタイリスト。自身もきれいめなスニーカーを履きこなす。
ライター・安岡将文さん
兄弟誌『Begin』でも活躍し、カジュアルからドレスまでカバー。荷物は常に最小限がポリシーでミニサイズの鞄に興味津々。
休日カジュアルはくつろぎの中に大人の品格が欲しい
内田 ビジネス鞄にはこだわっても、休日鞄をおざなりにしている人って多いと思いません?
四方 鞄って、正直なところ服ほど頻繁に買わないと思います。だから、気がつけばいつも同じものを使ってしまうんですよね。
安岡 鞄って実用的な側面が強いから、使い慣れているものの方が良かったりしますし……。
四方 それでも気分を変えたいという時は、素材や色を変えてモデルを変えずに買い足すという方法をオススメします。
安岡 確かに、使い勝手もいいし、シルエットやサイズ感も慣れ親しんだまま、素材を変えて、新鮮な印象を楽しむってことですね!
内田 私、それやっています! 女性の方が鞄に対する思い入れは強いと思いますが、それでも手持ちの服とのバランスを考えると、結局いつもお気に入りの鞄を手に取っちゃうんです。素材や色違いで揃えておくと、コーデを悩まないので便利なんですよ。