様々な人生経験を積み、多くの服に袖を通してきた男が「嗜好」する服やモノとは、何だろうか。身に纏い同じ時を過ごすことで、そこに何を「思考」するのだろうか。王道の男が「シコウ」する本物に迫る。
POLO RALPH LAUREN
王道の男、本物をシコウする
テニスウェアとして生まれ、やがてポロ競技のユニフォームに採用されたポロシャツは、その出自からしてれっきとしたスポーツウェアだ。しかし同時に折り目正しさも感じさせ、ことポロ ラルフ ローレンのそれは、ジャケットとのキレイめな装いにも馴染む。スポーティであり折り目正しくもあるという二面性が、合わせるスタイルを選ばない懐の深さを生むのだ。ではコンサバなルックスかといえば、半分イエスで半分はノー。目を見張らせる色のチョイス然り、ビッグポニーロゴのモデル然り。根底にトラッドがあるからこそ、前衛のアレンジが際立つ。そして洒落者の素養をもつ大人は否応なく、こうした相反するものの同居に心惹かれるのだ。
POLO MESH SHIRT
ポロメッシュシャツ

礼儀をもって大人のスタイルを遊ぶ
美しいカラーバリエーションの豊富さも、ポロラルフ ローレンのポロシャツの醍醐味。スポーティな中にも大人の品格を備えているからこそ、色の遊びも映えるというものだ。ジャケットスタイルの新鮮な味付けに。
BIG PONY POLO MESH SHIRT
ビッグポニー ポロメッシュシャツ

ラギッドなスタイルにも自ずと大人っぽさが滲む
ブランドロゴをビッグサイズにしたこちらも、今ではお馴染み。ラギッドな趣ながらも行きすぎないバランスは、根底にポロ競技へのリスペクトやトラッドの精神があればこそだろう。
CREST BIG PONY POLO MESH SHIRT
クレスト ポロメッシュシャツ

テイストを限定しない自由なミックスが映える
クレストやラインの切り替えが目を惹くユニフォーム風のポロシャツを、マリンテイストに装う。そんな自由な組み合わせを楽しむのも、ポロ ラルフ ローレンの”イズム”だ。
[MEN’S EX2018年07月号の記事を再構成]
撮影/ササキヨシヒロ〈人物〉 スタイリング/村上忠正 ヘアメイク/jiro for kilico. 文/秦 大輔 撮影協力/ T.Y.ハーバー