パンツと靴との間のスペース。ここを疎かにしていては、お洒落は完成しない。服に比べたら靴下はほんの僅かな投資。だからこそ、いろいろとこだわりたい。
見えにくいからこそソックスセンスは大切
夏ともなると、フットカバーの類で靴を素足履きしたように見せる人が街中に増える。その程よい抜け感が装いに夏らしい軽快さを添えるのは確かだが、やはりこれは休日カジュアル前提のテクニック。清潔感や端正さが求められるビジネスの場では、ちゃんとした靴下を着用すべきだ。
もちろん夏の軽装の寂しさを補うという意味でも、靴下は有効。とくにローファーのように靴下の見える範囲が広いものの場合、少し柄の効いた靴下をチョイスすると、足元の程よいアクセントとなり、さりげなく洒脱さを高めることができるだろう。だからといってあまりカジュアルなデザインものは、ちぐはぐな印象となるのでビジネスシーンではNG。その点ブランドやセレクトショップが展開するオリジナルソックスは、品と遊びのバランスがよく、おすすめだ。
BRILLA PER IL GUSTO

僅かな隙間のお洒落が好印象の鍵
ジャケットスタイルの外しに絶好なマイクロボーダー柄。生地も程よく薄手で一定のドレス感をキープする。
1000円台の優秀ソックスは他にも!(フォトギャラリーあり)
[MEN’S EX2018年06月号の記事を再構成]
撮影/野口貴司(San・Drago)、鈴木泰之、岡田ナツ子 スタイリング/四方章敬、宮崎 司(CODE) ヘアメイク/松本 順(辻事務所) 構成・文/伊澤一臣 文/秦 大輔、吉田 巌(十万馬力)、安岡将文