本格的に暑くなってきたら、脱・ジャケットのとき。普段は脇役のドレスシャツが主役に変わる時期は、端的に格が出る一張羅シャツをジャケット感覚で纏いたい。中でも間違いないのは、”育ちのよさ”が薫るアメトラブランドのトップグレードだ。
優雅さを醸すLinen
涼感あふれる表情が魅力のリネン。中でもM.E.がオススメしたいのはシンプルな白無地リネンシャツだ。夏らしい季節感とともに、清潔感やエレガンスを高め、シャツ一枚でも優雅さに溢れた佇まいを演出してくれる。素材感にもこだわればプラスαの好印象も。
BROOKS BROTHERS


ブルックス ブラザーズが最高峰ラインとして展開する「ゴールデン フリース」より。イタリア産のリネンコットン地は輝くような光沢とハリ感が絶品だ。MADE IN USAの由緒正しい一着だが、細身フィットで佇まいはモダン。
大定番のオックスはタフさが魅力

今なお米国自社工場製を貫くブランドの象徴。米国製スーピマ綿によるオックス生地は肌触りのよさとタフで武骨な表情を兼備。これもまた至高の一品だ。1万9000円/ブルックス ブラザーズ(ブルックス ブラザーズ ジャパン)
逞しさを醸すOxford
英国発祥の素材だが、米国生まれのBDシャツに採用されたことでアメトラのアイコンとなったオックスフォードクロス。経・緯とも2本の糸を引き揃えて織った骨太さが魅力で、男の逞しさを際立たせる素材だ。
RALPH LAUREN PURPLE LABEL


ラルフ ローレンの最高峰を体現したパープル レーベル。米国らしいオックス地だが、縫製はイタリア製で非常に繊細。極めて洗練された佇まいだ。前立てには英国的な二本ステッチが。米伊英の巧みな融合はさすがの手腕だ。
ラルフのリネンは寛ぎ感が魅力

柔らかなシワ感にリラックスしたムードが漂うリネン100%生地。襟の芯地も薄く柔らかなものを採用。こちらもイタリア製&二本ステッチの前立てという仕様。5万円/ラルフ ローレン パープル レーベル(ラルフ ローレン)
[MEN’S EX2018年06月号の記事を再構成]
撮影/野口貴司(San・Drago)、鈴木泰之、岡田ナツ子 スタイリング/四方章敬、宮崎 司(CODE) ヘアメイク/松本 順(辻事務所) 構成・文/伊澤一臣 文/秦 大輔、吉田 巌(十万馬力)、安岡将文