素材感でニュアンスを出す
黒タイなら究極にシックな洒落感を演出できる
前回の記事のスーツと同じく、黒のタイもスタンダードルールを分かった上で日常使いすれば、黒という色の”控えめなソリッド感”という二面性を生かした新鮮なパワーVゾーンが完成する。プレーンな黒無地では冠婚葬祭色が強いので、織りや柄で表情に柔らかさを出せるものがマスト。

左 : FAIRFAX / フェアファクス
リラックス感のあるニットタイを黒にすると、色が持つ堅さと素材の柔らかさのマッチングで、抜けのあるシックな胸元に。編み柄で表情の豊かさもプラス。
右 : MACKINTOSH LONDON / マッキントッシュ ロンドン
シルク系の光沢ある黒無地タイは細いと艶っぽさが強調されるので、こちらのように8cm、8.5cm程度の太さで大人の貫禄も添えたいところ。洒脱さもあるほんのりドレッシーな胸元が完成。
[MEN’S EX2018年05月号の記事を再構成]
撮影/片桐史郎(TROLLEY)、若林武志、岡田ナツ子、長尾真志、村上 健、杉山節夫、大泉省吾、田中新一郎八田政玄、武蔵俊介、久保田彩子 スタイリング/武内雅英(CODE)、宮崎 司(CODE)、佐々木 誠 構成・文/伊澤一臣、宮嶋将良(POW-DER) 取材・文/安藤菜穂子、酒向充英 文/長崎義紹(paragraph)、中河由起恵(paragraph)、吉田 巌(十万馬力)、秦 大輔、安岡将文、池田保行(04)、礒村真介 撮影協力/七彩、新宿パークタワー、パークハイアット東京、リュド・ヴィンテージ目白