HERMES
エルメスのタイ

Vゾーンの見え方はあくまでシック

写真上・中央のタイを着用。ジャケットを閉じれば、まるでタイバーを挿したように横のラインが効いてくる。鮮やかな色やモチーフの面白さともまた違う、シックな中での新鮮な仕掛けが効果的。
計算された配色が大人のセンスを醸し出す
上品でコンサバティブな装いが決まっている男性の、あくまでさりげない遊び心、それが垣間見られると、思わずグッとくる。しかし遊び心のセンスある利かせかたは簡単ではない。今回エルメスのシルクタイに、その加減のいいヒントを見つけた。
華やかでウィットに富んだ色柄に長けたエルメスだが、今回は色の配置が鍵。タイを締めた際にノット側と剣先側とで色の切り替えがあるデザイン(写真上・右&中)、または1本で4色の切り替えがありアレンジが多様に楽しめるデザイン(写真上・左)だ。柄の面白さで魅せるのとも違う、どことなく新鮮さを放つ”配色技”。風合いや色みの上質感もあいまって、工夫ある色彩センスを演出できそうだ。さりげなくお洒落心をアピールしたい、そんな装いの切り替えはエルメスに頼るのが得策かもしれない。
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エルメスジャポン
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[MEN’S EX 2018年4月号の記事を再構成]
撮影/赤尾昌則 スタイリング/武内雅英(CODE) ヘアメイク/ YOBOON(COCCINA) 文/内田さやか(編集部)