「ルイジ ボレッリ」のシャツを着ると、何故スーツ&ネクタイが引き立つのか——?【Pitti Uomo Report vol.07】
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ブリティッシュを感じさせるトータルコレクション
また、先の全体レポートでも述べた通り、「ブリティッシュ」なテイストは2018年秋冬のルイジ ボレッリのコレクションにも色濃く見られた。とくに少しへヴィウェイトなハリスツイードのアウター類は、インパクト大。ジャケットのルックも、赤系やグリーン系をさしたコーディネートで上品にまとまっていた。
ブリティッシュ全開!(写真5枚)
母のシャツ作りを見て育った後、1957年に、現当主ファビオ ボレッリの父、ルイジ ボレッリ氏が自身の名を冠したシャツ工房を創業。
ルイジ ボレッリ氏の息子、ファビオ ボレッリ氏も1980年代から経営に参加するようになる。
こちらが2018年秋冬のエクスクルーシブコレクションのシャツ。1970−1980年代のアーカイブ柄から選ばれた個性的なストライプ。
グレー地に、ブルーやピンクのストライプもインパクトがある。
ブルー、ブラウンを基調としたランダムなストライプ。
ネイビー、グレー、ブラウン系、どのスーツにも合わせやすく、存在感のある胸元を演出できる。
台襟、ガゼット、ボタン、ボタンホールetc.手縫い箇所はかなり多い。
今、日本でも人気のジャケットは、シャツ同様に着心地を重視したカッティングと縫製にこだわっている。立体感があり、ビジネスシーンできちんと見えながら、肩周りなどはナポリ仕立てで柔らかくとても着やすい。
ファビオ・ボレッリ氏。がっちり鍛えた身体にシャツ&ジャケットがよく似合う。
2018秋冬のコレクションより。ブリティッシュを感じさせる、へヴィウェイトでツウィーディな素材が多く見られた。
こちら、ビームスのエクスクルーシブモデル「NAKAMURA BD」。BDシャツのボタンをはずして、タイドアップすることも想定したワイドカラーのBDシャツだ。3万3000円 問:ビームス ハウス 丸の内 TEL:03-5220-8686
こちらも、ビームスセレクトのオルタネイトストライプ。襟は少しワイドめ。各3万6000円 問:ビームス ハウス 丸の内 TEL:03-5220-8686
こちらは、バーニーズ ニューヨークのエクスクルーシブの襟型。左:BDカラーの襟型「ELIO」を、ロールを抑えてショートポイントにし、スリムフィットにした1着。3万4000円 右:ワンピースカラーの襟型「TOMO」をベースに、タイドアップにも対応できるよう、トップボタンをつけている。3万6000円 問:バーニーズ ニューヨーク カスタマーセンター TEL:0120-1370‐007