なぜメンテを?
靴がキレイでマイナスなことはひとつもありません
士業は本来、顧客に対するサービス業であるというのが阿久津さんの考え。つまり、足元を見られたときにだらしがないと負の印象を持たれる可能性は否めないという。「やってマイナスじゃないことは、やったほうがいいんです」。
メンテの方法は?
履いたらお手入れ&半年に一度はブリフトアッシュに
「履いた後は汚れを取り、クリームを塗っています。そして半年に一度程のペースでブリフトアッシュで長谷川裕也さんにお手入れをお願いしています」。ちなみにどれをいつ履いて手入れをしたかは、エクセルで管理されているとか。
参考記事:「”世界一の靴磨き職人”ブリフトアッシュ長谷川裕也さんに訊く『プロに任せる楽しみ』」
メンテの際に心がけていることは?
“やりすぎない”ことです

キチンとしていることは大事だが、キチンとしていることと華美であることはイコールではない。「トウをビカビカと過剰に光らせるようなことはしません。転じてマイナスの印象を与えることになっては本末転倒ですからね。大事なのは塩梅です」。
[MEN’S EX 2018年1月号の記事を再構成]
撮影/植野 淳 文/礒村真介