歴史ある専業ブランドが手がけるアウターには様々な逸話がある。魅力的なストーリーとともに名作をまとえば、愛着もいっそう深まるはずだ。そんな”語れる”ベストセラーを一挙ご紹介。どれを選んでも失敗なしの逸品揃いだ!
ASPESI/アスペジの「ミニフィールド」

ミリタリーウェアを街着に昇華した金字塔
ミリタリーウェアであるM-65をイタリア流に洗練させ、街着として成立させた立役者がアスペジだ。30年以上のロングセラーであり、ミラネーゼたちの定番アウターとして知られている。素材表現も秀逸で、こちらは製品染めを施したポリエステル+ナイロン素材。独特のシワとフェード感ある発色が風合い抜群で、着回し幅も広い。軽快な顔つきだが、保温機能に優れた「サーモア」素材の着脱式ライナーを装備し、冬まで活躍。機能面も文句なしの出来だ。9万8000円(ラ ガゼッタ 1987 青山店)

M.E.誌面でも大定番
M.E.でも10年以上前からアスペジのM-65を繰り返し掲載。トレンドを超えた不朽のマスターピースとして、リコメンドし続けてきた。写真は2009年12月号の誌面より。
[MEN’S EX 2017年12月号の記事を再構成]
撮影/若林武志 スタイリング/武内雅英(CODE)
※表示価格は税抜き