OFFICINE CREATIVE(オフィチーネ クリエイティブ):菅原靴店と別注!

代表の菅原さんに協力を依頼
盛岡の老舗靴店である菅原靴店代表の菅原 誠さん(写真中央)は、ミカムでのバイイング経験も豊富な頼れる兄貴分。イタリア留学経験もあり語学も堪能でデザイナーと打ち合わせをしつつ、実際の履き心地まで入念に確認していた。
別注ポイント:イタリア靴らしく色で遊び、アメリカンな幅広のラストに

M.E.別注 限定12足
ブランドの顔といえる、職人が染め上げたホースレザーでビンテージ感ある表情に。同じ仕様で3モデルを別注。「幅広のラストで丸みのあるボリューム感は王道アメリカ靴のような武骨な雰囲気を備えています。そこにイタリア靴らしい、ハヴァノ色(茶色)のレザーの染め感が加わり、程よい遊びが融合されています。返りの良い”ブラックラピド製法”やレザーソールにダイナイトソール風のラバーを埋め込むことでスニーカーのように快適に。カジュアルシーンでも重宝しますよ」(菅原さん)。左、中、7万5000円、右:8万円(菅原靴店)
ARTIOLI(アルティオリ):WFG(ワールド フットウェア ギャラリー)と別注!

バイヤーの日高さんに協力を依頼
過去にもミカムでM.E.別注靴を作った経験がある日高さん(写真中央)。クラシックな靴を作りたいという編集部員、橋本のわがままなお願いを快諾してくださり、イタリア靴最高峰のアルティオリで別注をつくることに。
別注ポイント:雲上の履き心地を実現した、正統派のクラシックシューズ

M.E.別注 限定7足
独自の買い付けによるきめが細かい上質なベビーカーフを採用。パーフォレーション(穴飾り)の繊細な入り方にも高級感がある。「少し幅を広めにとったスクエアトウに、カントリー過ぎない端正な雰囲気のブローギングで、正統なクラシックスーツとよくマッチします。ハンドソーン製法によるつくりは返りが良く、履き馴らしもほぼ必要としません。ゴム紐の仕様も面白く、履きやすさを各段に上げています」(日高さん)。レザーの紐、シューツリー付き。30万円(ワールド フットウェア ギャラリー)
※このレポートは〈前編〉・〈後編〉に分けてお送りしました。>> 前編はこちら
[MEN’S EX 2017年9月号の記事を再構成] 撮影/鶴田 朋之(取材)、島本一男(静物) 協力/イタリア大使館貿易促進部
※表示価格は税抜き