受け継がれる伝統と進化する技術
ブランド独立の船出を祝す記念限定モデルは、初代GSを読み解き、現代の技術で仕上げはより上質に、機械はより高精度に進化を果たした。
初代グランドセイコー リミテッドコレクション 2017「復刻デザイン」SBGW252

現代における最高の技術で、蘇った初代GS
初代GSの外観を再現しながら、ケース径はオリジナルのガラス形状をサファイアガラスで再現するため、35mmから38mmに拡大。さらに金張りの初代とは異なり、18金ケースをザラツ研磨で磨き上げることで、一層の輝きを与えた。搭載するキャリバー9S64は、平均日差−3〜+5秒(静的精度)の高精度に調整されている。手巻き。径38mm。18KYGケース。クロコダイルストラップ。180万円。限定353本。
1960年のオリジナルモデル

初代GS は、大型テンプの採用で高精度を得る専用キャリバー3180を搭載し誕生。35mmのケースは、真ちゅうに金張り。上級国家公務員の初任給が1万2000円の時代に、2万5000 円という破格の超高級腕時計だった。プラチナモデルも極少量製造・販売された。
初代モデルを受け継ぐディテール

Chronometerの文字は除かれたが、Grand Seikoのロゴのデザインはそのまま。現代の精密加工技術により、よりクッキリとダイヤルに浮かび上がる。

6時位置にある石数表記も再現。数字は初代の25から24に改められている。18KYGとプラチナモデルではその下にスペシャルダイヤルマークを配置。

二重のバーインデックスは、18金製。初代と比べ、3・6・9・12以外はスリムに仕立て直され、視認性はより高い。

ダイヤルを覆うサファイアガラスは、初代の柔らかな形状を再現している。

裏蓋中央に獅子のメダリオンを置く。SSモデルもメダリオンだけは18金製だ。

Seikoの文字が浮かび上がるバックルの凝った造作も、忠実に受け継がれている。
高精度を実現するグランドセイコーの心臓「9Sメカニカル」

GS専用に開発された機械式の9Sメカニカルは、全7種。いずれもスイスのクロノメーター規格よりも厳しい、GS規格を課し、高精度と高い耐久性とをかなえている。精度を左右するヒゲゼンマイは、ひとつずつ時計師が入念に手作業で調整。ガンギ車とアンクルは、超精密加工技術MEMSによって肉抜きしたフレーム構造で軽量化し、一層の高精度を実現。
Variation

SBGW251
プラチナケース。320万円。限定136本。

SBGW253
SSケース。60万円。限定1960本。
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