
ダイナミックな滝を愛でながら、繊細な和食に舌鼓
先ほど紹介したスパークリング日本酒「水明」を楽しめるレストラン「水暉」は、会席、鮨、天麩羅、鉄板焼きという日本料理の4大ジャンルを網羅する。天ぷらのジャンルでは、ミシュランガイドで2年連続で1つ星を獲得している。予約するなら、ぜひカウンター席を指定しよう。江戸前の細やかな手仕事が目の前で繰り広げられるだけでなく、大きな窓からロックガーデンと滝を見渡しつつ料理を堪能できるのだ。味覚だけでなく五感を刺激する空間で、繊細な日本料理に舌鼓。

一方のイタリア料理「ラ・ロカンダ」は、枯山水の庭園を愛でながらモダンなイタリアンを楽しめる、京都ならではの趣向を凝らしたレストラン。明治期の関西財界を代表する実業家・藤田傳三郎の別邸「夷川邸」をレストラン内に移築した。上質な書院造りの空間で、コンテンポラリーなイタリアンを堪能するコントラストが新鮮だ。「ピエール・エルメ・パリ」がプロデュースするデザートが、コースのラストを締めくくる。

ゲストの感性を刺激する上質なおもてなしの数々は、5周年の節目を迎え、ますます磨きがかかっている。フォーブス・トラベルガイド2018年、2019年のホテル部門では関西唯一の1位で5つ星の称号を獲得。そしてトリップ・アドバイザーが選ぶ人気の高級ホテルランキングでは、日本国内において1位に輝いた。これから桜のシーズンでさらに盛り上がりをみせる京都。「ザ・リッツ・カールトン京都」で、忘れられない京都の思い出を作ってみてはいかがだろう。

ザ・リッツ・カールトン京都
住所:京都府京都市中京区鴨川二条大橋畔
TEL:075-746-5555(代表)
http://www.ritzcarlton-kyoto.jp/
文/一井智香子