

ライター・ツルハラ 今日はいつもと違う弾道計測器を使っていますが、打ち出し角、ボール初速、スピン量は参考になると思います。少し左に飛んでいますかね。計測数値はどうでしょうか?
奥嶋プロ 球はよくつかまるドライバーですね。シャフトが軟らかいせいもあって、僕がフルパワーで振ると少しスピン量が多めになりました。けれど、ヘッドスピード40m/sぐらいで振ると、ちょうどいい最適なスピン量に収まります。AIを使って開発したという「フラッシュ フェース」のボール初速性能も悪くない。けれど、打音が大きい(笑)
ライター・ツルハラ では、僕も打ってみます!

奥嶋プロ ツルハラさんが打っても、やはり左方向に飛びますよね。けれど、冬場にしてはボール初速がよく出ていますよ。
ライター・ツルハラ 室内で試打していると、金属的な打音がかなり耳に響きます。ゴルフ場なら気にならないかも知れませんが、個人的にはうるさく感じてしまうレベルです。

奥嶋プロ ヘッドスピードが遅めのゴルファーだと、こういう弾き系の打感のほうが飛んでいるようには感じられると思いますよ。僕らが打つと左に飛ばしてしまいますが、大型ヘッドのドライバーで右にスッポ抜ける球を打ってしまうゴルファーが使うと、球筋をうまく矯正してくれるでしょうね。スライサーには最適なんじゃないでしょうか。
ライター・ツルハラ 純正シャフトの「Speeder EVOLUTION for CW」は、フレックスSでも軟らかめ。おそらくゴルファーの対象ヘッドスピードは40m/s前後でしょう。けれど、振り心地はとても良かったです。
奥嶋プロ いいシャフトですよね。しなり戻りが速くて、ヘッドスピードを出しやすい。いつものドライバーの飛距離が200?230ヤードぐらいのサライサーには、この純正シャフトがマッチすると思いますね。とにかく、スライサーなら使ってみる価値アリです!
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キャロウェイ
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奥嶋誠昭/おくしま・ともあき
JGTOツアープレーヤー資格を持ち、プロコーチとしても活躍中。横浜市都筑区にあるヒルトップ横浜クラブ内の「ノビテック・ゴルフスタジオ」でヘッドコーチを務め、弾道計測器フライトスコープ、3DモーションキャプチャーGEARSなどの最新機器を使ったレッスンをアマチュアにも展開中。
http://www.nobby-tech.co.jp/swinggear/
鶴原弘高/つるはら・ひろたか
雑誌やウェブで多くの記事を手掛けるゴルフ専業のライター。もちろん自身も大のゴルフ好きで、最新ギアも大好き。オフィシャルハンデは7。ゴルフギア情報を発信する会員制サイト「3up CLUB」のキャスターも務めている。
https://3up.club
文/鶴原弘高