男の札幌ひとり旅【穴場グルメ編】スープカレー、ちょい飲み、シメパフェまでとことん楽しむ!

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続きまして、カウンターで日本酒

さすがに日が落ちると寒さが足下から上がってくる中、2軒目へと向かい歩き出した。一徹からほど近い立ち飲みの牡蠣屋に向かうが、人があふれていて入り込む余地がない。その他にも目星をつけたところをいくつか寄ってみたが、どこも入れず。平日でさえこの人出の多さ。札幌は活気があるなあ。そこで編集のT氏に勧めてもらった”ビーストキッチン”をのぞいてみると、運良くひとりなら入れるという。

爽やかな飲み口のにごり酒
爽やかな飲み口のにごり酒。スターターに最適だ

ここは日本酒の揃えがよく、お任せでお願いしてみる。何も言っていないのに最近、個人的にハマっているにごり酒が1杯目に出てくる。幸先がいい。”三井の寿 冬純米 活性にごり NeVe”は福岡の蔵元が醸すもので、見た目と違って爽やかな飲み口。ネーベとはイタリア語で雪のこと、雪国で飲むにはふさわしいのかも。お通しはあったかいミネストローネ。イタリア繋がりなのだろう、心温まる演出に思わず笑みがこぼれる。

日本酒とともに魚介やウニソースのサラダをオーダー(写真3枚)

さて、メニューを見ると”プチ刺盛(7種1カットずつ)”と”本日の自家製なめろう”が目に飛び込んでくる。「あ、これだ」と反射的にオーダー。「なめろうを7種の中に入れてもらうことはできますか?」と聞くと、快く受けてくれた。カウンターの真ん中に陣取り、3人の女性がキビキビと働く様子を見ながら、にごり酒を傾けるいい時間。そういえば、野菜が欲しい。”熟成芋のウニソースがけサラダ”と”ハムカツ”を頼む。ハーフで頼んだにもかかわらずサラダのボリュームがすごい。ハムカツも肉厚でたまらん。美しく盛られた刺盛に合わせ、酒は”松の司”になった。派手さはないが、実直ないい酒。様々な刺身の味わいを陰からしっかりと支えてくれる。悔しいことに、ちょっと苦しい。札幌に着いてからほぼ食べ通し、飲み通しだ。もっと試したい料理も酒もあったが、初日から撃沈しても困るのでまだ夜は早いが、そろそろ戻るとするかと席を立つ。

凍った雪道に四苦八苦しながらやっとたどり着く。写真を撮っていたらガイドツアーに間に合わず

凍った雪道に四苦八苦しながらやっとたどり着く。写真を撮っていたらガイドツアーに間に合わず

ひとりで見学してもそれなりにおもしろい。レトロな広告は今、見ても美しい

ひとりで見学してもそれなりにおもしろい。レトロな広告は今、見ても美しい

お待ちかねの試飲タイム。泡が少ないのは撮影に手間取ってしまったから

お待ちかねの試飲タイム。泡が少ないのは撮影に手間取ってしまったから

やっぱりビール。サッポロではなくアサヒだった

やっぱりビール。サッポロではなくアサヒだった

脂の乗ったサバとにカラシしょうゆがからんで、アテに最高

脂の乗ったサバとにカラシしょうゆがからんで、アテに最高

大ぶりの牡蠣が3つも! 濃厚でうま味が凝縮している

大ぶりの牡蠣が3つも! 濃厚でうま味が凝縮している

お目当ての羊肉を使ったラビオリ。これを食べに札幌に来たといっても過言ではない

お目当ての羊肉を使ったラビオリ。これを食べに札幌に来たといっても過言ではない

刺し盛りが美しい。真っ当な日本酒“松の司”と合わせて

刺し盛りが美しい。真っ当な日本酒“松の司”と合わせて

ハーフでこのボリューム! 焦がしたウニソースがたまらない

ハーフでこのボリューム! 焦がしたウニソースがたまらない

メニューで見かけると反射的に頼む“ハムカツ”。揚げたてアツアツ

メニューで見かけると反射的に頼む“ハムカツ”。揚げたてアツアツ

2025

VOL.345

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