想像以上にPGAツアー的なコースに生まれ変わっていた!

全面的なコース改修とは聞いていましたが、僕は現地を訪れるまで「数ホールの印象が変わっただけで、たいしてコース自体は変わっていないだろう」とタカを括っていました。なぜなら開場当時からのルーティングをそのまま使い、加藤俊輔氏が手掛けた元のコース設計を生かした改修だと聞いていたからです。
ところが、どっこい。実際にラウンドしてみると、想像していた以上にコース全体の印象が変わっていました。改修されて立体的な形状になったバンカーは、視覚的にも戦略的にもうまく配置されていて、PGAツアー開催コースを想起させました。そして難易度は高められているものの、コース設計がイジワルじゃないところもミソ。むしろ楽しさを感じられる、ゴルファーのマゾっ気を刺激するようなコースに生まれ変わっていたのです。
実は今回の改修では、ゴルフ場の用地の関係からコースのヤーテージはほとんど伸ばされていません。それにも関わらず従来よりも難易度が高められ、美しいトーナメントコースに仕上げられたのは、これまでに数々のメジャー大会開催コースを改修した実績を持ち、”オープンドクター”の異名を持つリース・ジョーンズ氏の手腕ならではだと思います。
また、今回のコース改修には松山英樹プロも監修として加わっています。プレーヤーの立場からいくつかのホール改修を提案し、トーナメント時にはパー70にするべきとのアドバイスもしたそうです。
