ティショットは豪快に打てるが、2打目以降が難しい!

10番からスタートし、ホールを進んでいくに従って、改修された御殿場コースの特徴がだんだんと見えてきました。ティグラウンドからはホールが開けていて、ティショットは比較的のびのびと打っていけます。ちょうどランディングエリアにバンカーが掛かってくるのは、今回のリース・ジョーンズによる改修によるものですが、ドライバーが得意な人ならそれほどプレッシャーには感じないでしょう。けれど、うまくティショットをフェアウェイに運んだとしても、そこからグリーンを狙うショットがとても難しいのです。
今回のコース改修では、ショットがブレてグリーンを外れると、すぐにバンカーや池につかまるようになりました。また改修に合わせてグリーン周りの芝種が野芝から高麗芝に変更されていて、それが短く刈り込んであるので、ボールがコロコロと傾斜を転がり落ち、池やバンカーに吸い込まれてしまうホールも多くなっています。


そのなかでも、今回のコース改修を象徴するのが18番のパー5。もともとグリーン右手前に池がある名物ホールなのですが、この池が改修によってグリーン右サイドまで回り混むような形状に造り変えられました。傾斜の強い三段グリーンとも相まって、2打目でグリーンを狙うショットはもちろんですが、たとえレイアップしてもアマチュアにはシビれるようなアプローチショットが残ります。
同組でプレーしていた編集者のKさんは、18番でグリーンを狙ったショットが左奥へ。そこから打ったアプローチがグリーン上で止まらず、右サイドの傾斜を転がり落ちて池にポチャリ。来場記念にとウォーターショットに挑みましたが、ボールは無情にもグリーンまでの傾斜を登り切らずに再び池へポチャリ。結局、Kさんは池から救済の処置を取って、やっとの思いでグリーンオンしたのでした。Kさん、アナタの勇気は、僕がこの目でとくと見届けましたよ!

