見事なまでのグリーンコンディションに驚いた!
太平洋クラブ御殿場コース(以下、御殿場コース)といえば、ゴルフ雑誌のゴルフ場ランキング企画で何度もナンバーワンに輝いていて、一般のゴルファーにとっても一度はラウンドしてみたい憧れのゴルフ場のひとつです。そんな人気コースが、このたび米国人コース設計家であるリース・ジョーンズ氏によって改修されて2018年10月にグランドオープンを迎えました。
もとより高い評価を受けているゴルフ場が、なぜ今回のコース改修に踏み切ったのか。その理由は、プレーヤーの飛距離が伸びて、コースレコードがどんどん更新されている昨今のプロトーナメント事情にあります。御殿場コースをより現代のゴルフに対応させて、国際水準のトーナメントコースとして再構築すべく、太平洋クラブ代表取締役社長の韓俊氏のもとで全面的なコース改修が決断されたのだそうです。
「三井住友VISA太平洋マスターズ」大会直後、御殿場コースでメディア向けの視察プレー会が開催されました。いわば改修したコースのお披露目会なのですが、ありがたいことに僕もご招待いただき、ラウンドする機会を得ました。 偶然なんですが、プレーの同組になったのは『週刊パーゴルフ』誌で僕の連載ページを担当してくれている編集者のKさんと、同社の編集者と記者の方々。そのおかげで気兼ねなくコースの写真を撮影しながらラウンドすることができました(笑)
スタート前、はやる気持ちを抑えつつ、練習グリーンでボールを転がしてみてビックリ! 思わず笑ってしまうぐらいにグリーンが速くてキレイなのです。トーナメント直後ということもあって、スティンプメーターで15フィートの速さに仕上げられていたのですが、それよりも僕が驚いたのは芝のキメの細かさと美しさでした。
トーナメント後のグリーンというのは、先の1週間でずっと選手たちに踏まれ、コンパクションを硬く保つために固められ、少しばかり傷んでいるのが普通です。ところが御殿場コースの場合は、これからトーナメントを始めるんじゃないかというぐらいにグリーン表面が美しく、ボールがキレイに転がるのです。これは練習グリーンだけでなく、コースの本番グリーンでも同様でした。僕もこれまでいろんなゴルフ場でプレーしてきましたが、御殿場コースのグリーンのメンテナンスの良さは過去最上級と断言できます。いったいどうやってこんな状態に保っているのか、グリーンキーパーに頭が下がるような思いでしたね。


