自然と共に生きるハワイらしいスパを堪能
旅の疲れを癒すのにスパは不可欠。スパは両タワーの間に位置し、陽光が差し込む開放的な受付から階段を降り、プライベート感のあるトリートメントゾーンへと移動する。セラピストは日本人のRYOKOさん。ハワイ在住20年のベテランでマウイ島では電気無しのジャングルで生活をしていたというツワモノ。今回選んだコースは”ホオマル・トリートメント(80分、235ドル)”で、ハワイアンレインフォレストというメイドインハワイのブランドの監修の元に開発された、オリジナルのトリートメントをチョイスした。
ハワイならではのスパを体験(写真4枚)
彼女の触れるだけでも癒されるような絶妙なタッチはまさに極上。長時間のフライト疲れがゆるゆると解きほぐされていく。ハワイの塩を入れたフットバス、「嫌なことを流すように深呼吸してください」と言われて仕事のアレコレを思い浮かべながら息を体外へと排出し、ハワイの空気を胸いっぱいに吸った。
その昔、ハワイで抜歯するときに使っていたという”アワ”という植物は鎮静効果で知られている。ポリネシア全体で用いられる植物で”Kava”として名前の方が有名かも。そんな儀式にも用いられた植物のローションを使ったスピリチュアルな施術がスタート。仰向けから始まるめずらしいトリートメントは、足の次に頭を揉みほぐす。今まで世界各地でスパを受けてきたが、ヘッドスパをこの順序に入れるのは初めての経験だ。その後、肩周りなどをケアしてからうつ伏せになり、温められたホットストーンが背中に置かれる。実は出発時に持病の腰痛がひどくなってつらかったのだが、ハワイの植物とRYOKOさんの超絶テクで体と心が解放されていくのがわかる。
施術後もスパ施設を堪能(写真7枚)
悔しいことにまどろんでしまった。至福の時はいつしか過ぎ去り、スパの終了を告げられた。頭の奥がちょっとぼんやりする。ボクは横になっていただけなのになぜか達成感があり、体がふわりと軽い。最後に”クリアマインド”というフラワーエッセンスを垂らした水を飲んで、終了。このふわりとした気分をもう少し味わいたくてリラクゼーションルームで休んだり、サウナで汗を流したりして、スパ施設を堪能した。宿泊しているからこそ、できる贅沢。滞在中にもう一度受けたかったのだが、予約がいっぱいで叶わず。滞在が決まったら、すぐに予約を入れるのが賢明だ。