祝!復活「サバティーニ・ディ・フィレンツェ東京店」

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フィレンツェ仕込みのイタリアンを堪能!(写真6枚)

さて、肝心の料理はといいますと、最初は「溶き卵のコンソメスープ “ストラッチャテッラ”」です。透き通る美しいコンソメは本当にきれいな味。溶き卵がホロホロと口の中でほどけます。いわゆる日本のかき玉汁とまったく違うのは(あれはあれで別のおいしさがありますが)やはりフィレンツェ仕込みだから? なんだか貧相な表現でごめんなさい。でも、スープ好きとしてこのスターターはとても感動しました。

美しく盛られた前菜は活真鯛のマリネ、アヴォカドとタラバガニのカクテルサラダ、そしてパルマ産の生ハムとブッラータのサラダ。白ワインが進む、絶妙な塩加減。パスタは待ってました「サバティーニ風スパゲッティ」です。もちろん、ここの名物ワゴンサービスにて供されます。これライブで仕上げてくれて、見ていて本当に楽しい。リストランテの高級感を保ちながらも、店側と客側が歩み寄り、打ち解ける瞬間と言えそう。サービスの方々の華麗なる手さばきで美しく仕上げられていく様子を間近で体験できるのはいいですよね。

コクがあるのに爽やかさもあるトマトベースのパスタはスルっとお腹に収まり、あとはセコンドを待つだけです。フィレンツェの伝統料理といえば、やはりビステッカ。牛肉を炭火でガツンと焼き上げる名物料理で、使われる調味料は岩塩と胡椒のみのシンプルの極みです。でも、その味わいは深く、洗練されていました。さすが老舗の味と評するのにふさわしい逸品です。

さらに、ヒツジ好きなボクとしてうれしかったのが、「骨付き仔羊背肉の香草オーブン焼き」もあったこと。仔羊の柔らかな肉質、爽やかな香草の風味とともに口の中いっぱいに広がりました。ああ、至福。肉を食べると幸せホルモンが分泌されると聞いたことがありますが、この時のボクはドバーッと出ていたに違いない。ホルモン状態がよくなり、しかも良質なたんぱく質を摂ることは美肌にもいいですしね。最後にもうひとつ、ここの名物・苺のミルフィーユのナポレオンパイをいただいて、〆となりました。これもまた幸せがホルモン分泌したはず。銀座、有楽町界隈に戻ってきた古くて新しい「サバティーニ・ディ・フィレンツェ東京店」。今後もまた、通い続けることになりそうです。

サバティーニ・ディ・フィレンツェ東京店
住所:東京都千代田区有楽町2丁目2-3 ヒューリックスクエア東京3F
客席:76席(個室16名用、個室8名用)
電話番号:03-6263-9390
営業時間:ランチ 11:30〜15:30(L.O.14:30)、ディナー 17:30〜23:00(L.O.21:30)
https://www.miyoshi-grp.com/cardinal/sabatini/

エレベータを降りるとまずはワインが出迎えてくれる

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駆けつけの一杯はよく冷えた泡から

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ムーディーな今宵の設え。気分が盛り上がる

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イタリアンカラーのシャンデリアが洒脱な雰囲気を醸す

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以前の面影もそこかしこに見受けられ、昔からのファンには懐かしい

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個室もあるので会食や内輪のパーティにも便利

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料理長バルディ・ヴィルジリオ氏の挨拶でスタート

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ほろほろとほどける食感がおもしろい溶き卵の絶品スープ

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絵画のように美しいアンティパストミスト

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パスタを目の前で調理してくれるライブ感がたまらない

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濃厚なサバティーニ風スパゲッティ。おかわりしたくなるほど

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ガツンとした牛肉と香り高い仔羊の妙なる共演

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