
今回のフライトは午前11時発。機体が安定して、座席に置かれていたメニューを眺めると、アルコールのメニューの充実ぶりがまず目についた。シャンパン、赤白のワイン(フランス産、オーストラリア産など)をはじめ、スコッチ、ウォッカ、ラム、ジン、カクテル各種となんでもござれ。コーヒーもエスプレッソが4種類、フレンチプレスが3種類ととても充実している。そんなことに感心していると、出発から2時間ほどしてランチの時間が訪れた。飛行機にはシェフが搭乗しており、ビジネスクラス以上はシェフがゲストの料理を用意しているとのこと。


前菜はインドネシア料理を含め4種類、メインとデザートは各3種類が用意されていた。が、それらとは別に日本食もあり。シェフが同乗しているだけのことはあると、感心しつつ、メニューの充実ぶりに胸が躍る。出国までの早朝からの慌ただしさや疲れは、どこへやらである。
結局、選んだのは和食。テーブルクロスが敷かれ、その上に並ぶ、そばを主役にした前菜は桜の葉で巻いたれんこんや、鶏の照焼など、ほっとする構成が嬉しい。続いてメインはすき焼きと味噌汁。
優雅な機内食は満足度高し(写真4枚)
機内にきらめく星空
日本時間とバリ島およびスンバ島の時差は1時間。出発が午前11時だったので、飛んでいる間は日中なのだが、リラックスできるように、途中で照明が落とされる。これにもさりげない配慮があるのだ。消灯後、天井には星空のように細かい照明がきらきらと輝く。大型ディスプレイで映画を見たり、ゲームを楽しんだり。さらに機内の星空を眺めるもよしとは、なんとも気が利いている。


キャビンアテンダントの気配りも印象的だ。笑顔が安心感を与えてくれるし、こまめにドリンクやスナックなども勧めてくれる。日本路線には日本人の客室乗務員も乗務しているので英語に不慣れな方も心配はいらない。

勧めてもらった上品なフルーツの盛り合わせ。奥にあるのは、トロピカルジュース。こちらは甘酸っぱさが特徴で、ビタミンC豊富なのだとか。