プロゴルフコーチの奥嶋誠昭氏と、ゴルフ大好きゴルフライターの鶴原弘高氏が最新の注目クラブやシャフトを試打計測。気になる性能を徹底レビュー!
GLOBERIDE ONOFF IRON AKA
高品質なシャフトで正確にインパクトできて、
自分が思ったとおりに球を飛ばせる!


ライター・ツルハラ 前回試打した「オノフ ドライバー 赤」に続いて、今回は同シリーズのアイアンを試打します。ヘッドは深めのポケットキャビティ構造になっていて、フェース反発のいいL字型のカップフェースを採用。さらにバックフェースには「ツイントレンチ」という新構造の溝があって、フェースが効率良くたわんで飛ばせるようになっています。
奥嶋プロ カタログでスペックを確認すると、7番でロフトが29度とのこと。いわゆる”飛び系アイアン”ですね。ヘッドをよく見ると、ソール部分にはがっつりとタングステンが使われていますね。



ライター・ツルハラ ヘッドの重心をできるだけ深く低くして、ボールを上がりやすくする工夫もされているようです。では、今回は僕から打ってみます!
奥嶋プロ よろしくお願いしまっす!

ライター・ツルハラ あれあれあれ?? このアイアンは、めっちゃ打ちやすいですよ。試打クラブはカーボンシャフトが装着されたもので軽めですが、何度打ってもインパクトが揃う! ビシッと芯をくった当たりが連発しました。それによく飛んでいます。
奥嶋プロ 端から見ていても、安定して飛ばせていましたね。僕もヘッドスピードを変えながら打ってみます。


ライター・ツルハラ 本当によく飛ぶアイアンですよね。奥嶋プロがドライバーのヘッドスピード40m/sぐらいで振っても、7番のキャリーがおよそ145ヤード。普通のグリーンであれば、ヘッドスピードが遅めの人でも150ヤードを7番でぴったり狙っていけます。
奥嶋プロ わざとトゥ側やヒール側に打点をズラして打ったりもしましたが、ヘッドが当たり負けしないからボールの曲がりが少ない。およそ10ヤード以内の曲がり幅に収まりました。飛ぶだけでなく、パーオン率も上げてくれそうなアイアンです。
ライター・ツルハラ やさしさが満載ですよね。ヘッドのグース度合いがちょうどよくて、ハンドファーストのイメージで打ちやすく、実際にボールをグッと押すように打てる感覚があります。
奥嶋プロ ヘッドは大きめですが、均整のとれたヘッドシェイプで構えやすいです。フェースがよく弾いてくれるわりに、打ち応えもいい。同シリーズのドライバーを試打したときにも感じましたが、オノフの純正カーボンシャフトは高品質ですね。ヘッドスピードを上げて振ってもダレることなく、しっかりとスイングに付いてきてくれます。
ライター・ツルハラ 自分が普段使っているアイアンよりもかなり軽量ですが、自分のパワーのなかでクラブをコントロールして振れている感覚でした。一生懸命に振らなくても結果がいいので、コースでも使ってみたくなりましたよ(笑)。僕はかなり気に入りました!!!
奥嶋プロ 基本的にはヘッドスピードが遅めのアベレージゴルファー向けのクラブなんだけど、ツルハラさんぐらいの腕前とヘッドスピードのゴルファーが使っても面白いと思います。曲げずにラクに飛ばせるし、新しいゴルフの境地に達するかも(笑)。あと、やさしいクラブとしてはゼクシオが有名だけど、みんなが持っているゼクシオは使いたくないという人にも「オノフ 赤」はオススメですね。
試打した製品の情報はコチラ
グローブライド オノフ公式サイト
奥嶋誠昭/おくしま・ともあき
JGTOツアープレーヤー資格を持ち、プロコーチとしても活躍中。横浜市都筑区にあるヒルトップ横浜クラブ内にある「ノビテック・ゴルフスタジオ」でヘッドコーチを務め、弾道計測器フライトスコープ、3DモーションキャプチャーGEARSなどの最新機器を使ったレッスンをアマチュアにも展開中。
http://www.nobby-tech.co.jp/swinggear/
鶴原弘高/つるはら・ひろたか
雑誌やウェブで多くの記事を手掛けるゴルフ専業のライター。もちろん自身も大のゴルフ好きで、最新ギアも大好き。オフィシャルハンデは7。ゴルフギア情報を発信する会員制サイト「3up CLUB」のキャスターも務めている。
https://3up.club
文/鶴原弘高