男の居場所はステータスからコンフォートへ
上質な住空間で重要なことは、もはやブランドを誇ることではない。その人ならではの心地よさやライフスタイルにフィットしているかどうかだ。もっとも長く大切な時間を過ごすダイニングについて、賢者のアドバイスに耳を傾けよう。

インテリアスタイリスト
窪川勝哉さん
2011年渡英。2013年より拠点を東京に移し、雑誌やTV、モデルルームのスタイリングなどで活躍。インテリアから家電まで、プロダクト全般に造詣が深い。

ファッションとは異なり、気軽に衣替えすることができないインテリア。上質なものを揃えるにはそれなりの資金が必要で、古い家具の処分にもまた手間や費用がかかる。そこで、インテリアスタイリストの窪川勝哉さんに、インテリアの力の入れどころ=Highと、気軽に取り入れられるアイテム=Lowの組み合わせによる、今どきの部屋作りについてご指南願った。
「たとえばダイニングルームは、テーブルに力を入れて上質なものを選べば、チェアは一度に揃えなくとも、手持ちのものやその時々で気に入ったものを組み合わせたり、色を入れたりして遊ぶことができます。また、照明と香りは、手軽かつ効果的に空間のイメージを変えることができます」と窪川さん。
しっかり気合いを入れて気分を高揚させるところと、ホッと気を抜くところ。おサイフにも心にも優しいエコな住空間を目指そう。
コンフォートな住空間に取り入れたい”窪川さんおすすめの家具”(写真4枚)
[MEN’S EX 2018年5月号の記事を再構成]
片桐史郎(TROLLEY)、若林武志、岡田ナツ子、長尾真志、村上 健、杉山節夫、大泉省吾、田中新一郎、八田政玄、武蔵俊介、久保田彩子 構成・文/伊澤一臣、宮嶋将良(POW-DER) 取材・文/安藤菜穂子、酒向充英 文/長崎義紹(paragraph)、中河由起恵(paragraph)、吉田 巌(十万馬力)、秦 大輔、安岡将文、池田保行(04)、礒村真介