ビジネスクラスの魅力
成田から香港へのフライト時間は約4時間。今回の旅はビジネスクラスを利用していたので、まずはその魅力をご紹介したい。広さと機能性、快適性を兼ね備えたビジネスクラスのシートは、快適至極。東京-香港間は通常、中近距離用のビジネスクラスシートだが、今回搭乗した便は長距離用の機材だった。半個室のようなプライバシーに配慮された空間になっているのはもちろん、自動車の電動シートと同様のボタン操作だけで、フルフラット、リクライニングの調整が可能だ。
充実した食事とサービス
次に機内で楽しみなのが食事。今回は出発が朝だったこともあり、搭乗してほどなくするとドリンクが供され、次に朝食が運ばれてきた。最初に軽食的なフルーツやパン、シリアル(パンとシリアルは数種類のなかから選べる)、ヨーグルトとドリンク。続いて、メインとなるが、これは和風を含む3種類からチョイスときめ細かくてうれしくなってくる。
退屈するヒマなしの快適な機内
朝食を堪能したあとは機内のエンターテイメントシステムで新作映画を観たり、充実したドリンクを楽しんだりと全く退屈する余地はなし。ときおり客室乗務員の方々が非常ににこやかに話しかけてきてくれるのだが、ちゃんとこちらの名前を把握して呼び掛けてくれる気配りに感心させられる。キャセイパシフィックの人気が高いのは、こうしたおもてなしによるものなのだろう。快適な旅はすぐに時間が過ぎてしまう。飛行機は無事に香港国際空港へ降り立った。

今回のプランでは香港国際空港に到着後、約4時間の乗り継ぎ時間をビジネスクラス用ラウンジで過ごし、マレ国際空港行きの便に接続する流れだ。いつまでも滞在していたい快適なラウンジに別れを告げて、いざ搭乗。香港からマレまでの所要時間は約6時間30分。夕刻の香港出発であり、まもなくして夕食が運ばれてきた。ディナーは前菜のスコティッシュスモークサーモンに始まり、4種類から選べるメインディシュと、これまた贅沢。付け加えるなら、添えられたバターが軽くてクリーミーで絶品なのだ。ああ、バターのおかげで無駄にパンが進んでしまう。楽しいのは食事だけではない。アルコール類はワインやカクテル、ウイスキー、コニャックなど、幅広いセレクション!これは、酒好きにはたまらないだろう。
機内と思えない至福の時間はあっという間に過ぎていく。もっともっとフライトを楽しみたいと思っているうちに、飛行機はモルディブの玄関口、マレ国際空港へ到着。ここでローカル線に乗り換えて、約25分のフライトを経てダラバンドゥ空港へ。さらに、ダラバンドゥで船に乗り約10分。ようやく、念願のデュシタニ モルディブに到着した!
ワンポイントアドバイス:
マレと日本の時差は-4時間だが、デュシタニ モルディブでは、さらに時差があり-3時間となる。現地に到着したら、時計の調整をお忘れなく。
Vol.2に続く。
次回: デュシタニ モルディブについて紹介

モルディブへの旅は、キャセイパシフィック航空を利用すると非常にスムーズで快適。料金や旅程が簡単に検索できる、こちらのサイトをチェックしてみてほしい。
取材・文/川田剛史