JAPANといえば世界有数の技術先進国……というと、大規模産業をイメージしてしまうが、実は我々が普段触れている肌着一枚にも、そんなハイテクノロジーが応用されていることをご存じだろうか? 先端技術の恩恵を日々の生活の中で感じられるモノが、ごく当たり前のように存在している幸せ。これもJAPANならではの面白さだ。それらを知り、取り入れれば、日常はもっと豊かになるはず!
疲労回復効果を高める休養のための服

冬に最適な「フリーフィールウォーム」。シャツ、パンツ各1万3000円(ベネクス)
VENEX【ベネクス】/神奈川
介護用品メーカーとして2005年に創業。2007年に床ずれ予防マットレス用の素材として開発した「PHT」を応用し、2009年に休養時専用の「リカバリーウェア」を考案。
ナノテク技術が体を整え締め付けずに疲れを回復
ただ着るだけで、疲労回復効果が高まる「休養のための服」を開発して話題のベネクス。プラチナなどの鉱物を織り込んだ特殊素材「PHT」がナノレベルで自律神経に作用し、人間がもつ自己回復機能を大きく高めてくれるという。着圧ウェアのように体を締め付けることなく、着心地はごくゆったりとしたものだが、肌にPHTが触れているだけで効果が発揮されるというから驚きだ。多忙なビジネスマンの心強い味方である。

体を温める効果も!
新作の「フリーフィールウォーム」は空気中の湿気を繊維表面に吸着して発熱するリヨセル素材を採用。疲労回復効果に加えて体を温める機能も付与している。これからの時季に最適だ。
[MEN’S EX 2017年11月号の記事を再構成]
撮影/ケビン・チャン スタイリング/武内雅英(CODE) 文/池田保行(04)