日々進化を続けるトレーニングの世界。その中でも今、トップアスリートたちが競うようにして取組んでいるメソッドがある。それが身体の内なるパワーを引き出す「体幹」トレーニングだ。TV・雑誌で活躍する人気プロゴルファー深堀圭一郎氏の著書『実戦力がつく! 深堀式 体幹トレーニング』から、体幹トレーニングの有用性とトレーニングメニューの一部を連載で紹介する。
第6回は、体幹トレーニングをちょっとお休みして、フェイスラインをグッと引き締める頚部のトレーニングをご紹介する。鍛えにくい首周りの筋肉を引き締め、余計な脂肪を落としてスッキリ。少しやるだけで大きな違いが出てくる。
頚部トレーニング01:後面
回数の目安
20秒キープ × 2セット
あお向けになってあごを引き、首を床に押しつけるように力を入れる。下にタオルを敷いて行ってもいい。

頚部トレーニング02:前面
回数の目安
20秒キープ × 2セット
うつ伏せになり、タオルに額を乗せる。あごを引くようにしながら、額でタオルを下に向かって押す。

頚部トレーニング03:側面
回数の目安
20秒キープ × 2セット
下にした耳を、肩に近づけるようにしてタオルを押す。背筋は丸めず、伸ばしたまま行うのがポイントだ。

頚部トレーニング04:後屈
回数の目安
20秒キープ × 2セット
布団やマットなどで、首が床面と平行になるようにし、うつ伏せになる。首の力を使い、あごを持ち上げる。

頚部トレーニング05:回旋
回数の目安
左右8回 × 2セット
上の「後屈」と同様の姿勢で、左右に首を回す。右を向くときは右あごの筋肉を、左を向くときは左あごの筋肉を意識して使おう。
深堀圭一郎プロゴルファー
2003年日本オープンゴルフ選手権競技優勝、ツアー7勝、通算8勝。ジャパンゴルフツアー選手会理事会メンバーのほか、TV番組「ゴルフの真髄」でMCを務めるなど、ゴルフの魅力を伝える活動も精力的に行う、日本ゴルフ界の中心的人物。