JAPANといえば世界有数の技術先進国……というと、大規模産業をイメージしてしまうが、実は我々が普段触れている肌着一枚にも、そんなハイテクノロジーが応用されていることをご存じだろうか? 先端技術の恩恵を日々の生活の中で感じられるモノが、ごく当たり前のように存在している幸せ。これもJAPANならではの面白さだ。それらを知り、取り入れれば、日常はもっと豊かになるはず!
宇宙開発技術を応用したニオわない・ムレない下着

ノータイ時もシャツから覗きにくいVネック。 4200円(ザ・ノース・フェイス 原宿店)
MXP【エムエックスピー】/富山
登山ウェアメーカーとして知られるゴールドウインが2010年にデビューさせたウェアブランド。独自の消臭素材「マキシフレッシュ(R)プラス」を開発し、快適さを追求している。
JAXAとの共同開発素材により汗や加齢臭をカット
あのJAXA(宇宙航空研究開発機構)と共同開発した素材が使われた肌着があるのをご存じだろうか? MXPが採用する「マキシフレッシュ(R)プラス」は、シャワーを浴びられず、着替えにも制限がある宇宙空間で快適に過ごすための”宇宙下着”開発技術を応用して生まれた素材。植物由来の再生セルロース繊維とナノテク加工の組み合わせにより、汗や加齢臭をカットし、吸汗速乾機能も備えている。ビジネスシーンにも最適な肌着だ。

写真のVネック 半袖シャツの「ファインドライ」シリーズの消臭性能。ニオイの素となる成分が大きくカットされている。マイクロファイバー素材のため、滑らかなのにドライな肌触りで着心地もすこぶる良好。
[MEN’S EX 2017年11月号の記事を再構成]
撮影/ケビン・チャン スタイリング/武内雅英(CODE) 文/池田保行(04)