日本はまだまだ面白い! そう感ぜずにはいられないほど、日本ブランドの現場には新しい動きが始まっている。そこには新世代と呼んでもいい新しい思考回路を持つキーパーソンの存在があり、その求心力に引き寄せられた新旧の叡智が存在する。歴史と伝統を背景にしつつ既成概念を超えた発想と編集力。これからの日本を面白くするのは彼らだと断言したい。さぁ、DISCOVER NEW JAPANの旅へ!
工場から工場へ。そこにある本気をつなぐ物作り

FACTELIER【ファクトリエ】/全国
「日本のものづくりから世界ブランドを作る」をコンセプトに、山田敏夫氏が2012年に創業。氏が日本各地で見つけた、その物作りを得意とする工場直結のジャパンブランドが躍進。
真の日本ブランドをつくるため
日本全国の工場を巡る旅から始まる
日本の凄さは工場にある。代表の山田氏ご自身が熊本の老舗婦人服店の息子として生まれ、パリで学んだ末にたどり着いた結論だ。「ものづくりの現場を復活させたい」そう山田氏が語るように、年間100以上もの工場を自ら訪問し、職人とそれこそ膝を突き合わせて、日本の物作りの復活を目指している。
工場直結ジャパンブランドはこうして、一人の情熱から始まり、今では50社以上の工場が自信を持って自社ブランドを、ファクトリエを通じて世界へと展開。まさに地場産業こそ日本の底力の実証と言えるだろう。
商品の詳細とキーマン(写真4枚)
[MEN’S EX 2017年11月号の記事を再構成]
撮影/ケビン・チャン スタイリング/武内雅英(CODE) 文/長崎義昭、中河由起恵(PARAGRAPH)
※表示価格は税抜き