日々進化を続けるトレーニングの世界。その中でも今、トップアスリートたちが競うようにして取組んでいるメソッドがある。それが身体の内なるパワーを引き出す「体幹」トレーニングだ。TV・雑誌で活躍する人気プロゴルファー深堀圭一郎氏の著書『実戦力がつく! 深堀式 体幹トレーニング』から、体幹トレーニングの有用性とトレーニングメニューの一部を連載で紹介する。
第4回は、基本の体幹トレーニング4メニューを解説。一定の姿勢をキープする静止運動(スタビリティートレーニング)を続けることで、全身の筋肉バランスを整えることができる。
基本の体幹トレーニング01:ドローイン
回数の目安
「2」を20秒〜30秒キープ × 3セット
腹部のコアを鍛えるドローイン。まずは体幹筋の代表格である腹横筋を、静止運動で鍛える。この連載で紹介するトレーニングの中でも、特に重要な意味を持つ。
基本の体幹トレーニング02:ブリッジ
回数の目安
「2」を20秒〜30秒キープ × 3セット
背中とお尻を引き締めるブリッジ。背部の筋肉と臀部の筋肉の連動性を高めつつ、同時に前後の体幹筋のバランスを整える基本トレーニングだ。
基本の体幹トレーニング03:フロントスタビリティー
回数の目安
「2」を30秒キープ × 1セット
腹部と背部のパワーバランスを整えるフロントスタビリティー。腹部と背部の筋肉を同時に使いながら上体をキープする。これができれば、前後のバランスがとれている証拠。
基本の体幹トレーニング04:サイドスタビリティー
回数の目安
「2」を左右15秒ずつキープ × 1セット
左右のパワーバランスを整えるサイドスタビリティー。今度は左右の体幹筋を使って身体をキープしてみよう。左と右の筋力の偏りが実感できるはずだ。
深堀圭一郎
プロゴルファー
2003年日本オープンゴルフ選手権競技優勝、ツアー7勝、通算8勝。ジャパンゴルフツアー選手会理事会メンバーのほか、TV番組「ゴルフの真髄」でMCを務めるなど、ゴルフの魅力を伝える活動も精力的に行う、日本ゴルフ界の中心的人物。