基本のストレッチ 08:腹部と腰周りを伸ばすストレッチ
回数の目安
左右10〜20秒ずつキープ × 2セット
お腹から腰回りにかけては捻転運動の要となる部分。これらの筋肉の連動性を高めながら、同時に柔らかくしていく。
1. 片ひざをつき片腕を上げる
片足を大きく前に出してもう片足でひざ立ちし、腰回りの筋肉をぐっと伸ばす。同時に、立てたひざと反対側の腕を頭上にまっすぐ伸ばしておく。

2. 腕の反対側に上体を傾ける


基本のストレッチ 09:胸と肩を伸ばすストレッチ
回数の目安
左右20〜30秒ずつキープ × 2セット
さらに上に行き、胸部・肩部をストレッチ。体幹部で生み出した力を効率よくクラブに伝えるためにも、柔軟に保っておきたい。
1. クラブを持ち、上に上げる
クラブの両はじを持ち、頭上よりやや後ろに掲げる。足は肩幅に開いておく。背筋はのばし、前をまっすぐに見て立つこと。

2. 腕を曲げてクラブを下ろす
腕を曲げ、息をはきながら、クラブをゆっくりと背中の方に下ろしていく。胸や肩の筋肉が伸びていくのを意識して、もう一度上げる。

基本のストレッチ 10:肩周りを伸ばすストレッチ
回数の目安
前後10 回ずつ × 2セット
クラブを振る際に、負荷のかかる肩関節や周囲の筋肉をウォームアップ。肩甲骨から大きく動かし、体幹部〜腕のパフォーマンスを高める。
1. 両腕を開き肩に手をつける
背筋を伸ばし、まっすぐな姿勢で立つ。両肩に両手の指先を自然につけておく。

2. ひじを前に回す
「1.」の体勢からひじで円を描くように前後に回していく。まずはひじを前に回す。

3. ひじを上に上げる
肩甲骨を大きく動かすよう意識しながら、ひじを上に上げ、後ろにグルっと大きく回す。

4. 肩を回してひじを横に下ろす
後ろに大きく回し、ひじを脇腹につける。また「2.」に戻り、もう1度回す。逆回転も同様に。

まとめ: ストレッチは『下から上へ』が基本です
以上、10メニューの機能性ストレッチでした。その特徴は、『下から上へ』の一連の流れで体幹筋+運動に使う主要な筋肉をまんべんなく伸ばせること。そして所々で、一度に複数の部位を伸ばせることです。
>> 基本ストレッチ<前編>はこちら
深堀圭一郎プロゴルファー
2003年日本オープンゴルフ選手権競技優勝、ツアー7勝、通算8勝。ジャパンゴルフツアー選手会理事会メンバーのほか、TV番組「ゴルフの真髄」でMCを務めるなど、ゴルフの魅力を伝える活動も精力的に行う、日本ゴルフ界の中心的人物。