日々進化を続けるトレーニングの世界。その中でも今、トップアスリートたちが競うようにして取組んでいるメソッドがある。それが身体の内なるパワーを引き出す「体幹」トレーニングだ。TV・雑誌で活躍する人気プロゴルファー深堀圭一郎氏の著書『実戦力がつく! 深堀式 体幹トレーニング』から、体幹トレーニングの有用性とトレーニングメニューの一部を連載で紹介する。
第3回は、前回に引き続きトレーニング前後に行うストレッチメニューを解説する。<前編>と合わせて10メニューをセットで取り組もう。
基本のストレッチ 06:体幹・内もも・臀筋を伸ばすストレッチ
回数の目安
左右10〜20秒ずつキープ × 2セット
内もも、臀筋、腹斜筋と、捻転に使う体幹筋全体をリフレッシュする複合ストレッチ。体全体のバランスを整え、連動性を高める。
1. 両足を開いて腰を落とす
ももの内側を伸ばす意識で「しこ」を踏むポーズをとり、ももを地面に向かって下げるようにする。

2. 上体をひねる
両手を膝に当てて、上体を支えるようにしながら、肩を内側に入れて上体をひねる。

3. 逆方向にひねる
反対に肩を入れてひねる。捻転の際、顔は前向きをキープし、背筋も伸ばしたままにしておくのがポイント。

基本のストレッチ 07:ももの後ろ側を伸ばすストレッチ
回数の目安
30秒キープ × 1セット
ももの後ろ側は骨盤周りの安定や柔軟性を保つために欠かせない部位。肉離れなどを起こさないためにもしっかり伸ばしておきたい。
1. しゃがんで両足首をつかむ
足を揃えてその場にしゃがみ、両足首の前をつかむ。地面を見るようにして、頭と上体を丸める。

2. しゃがんで両足首をつかむ
