人気モデル「プラティコ」の使い勝手のよさは必見(写真3枚)
こうして自身の方向性が決まったのは10年ほど前。ベラーゴは関係者の目に留まるようになり、神戸の名店として知られるコルウのほか、ザ ソブリンハウスでもオーダー会を行うようになった。

こちらからは成功者のように見えるが、牛尾さん自身はいたって謙虚。「日々恐怖です。まだまだ発展途上ですよ。いまはこれ!という代表作がないのが悩み」と笑って話す。現在は靴の技術を必要とする、誰も作ったことのない斬新な鞄の構想を練っているところ。すでにデザインも製造工程もみえていて、実現はそう遠くない。新世代のレザーグッズ職人として、すでに活躍中ではあるが、まだまだ彼の勢いは止まらなさそうだ。