ミッソーニのニットジャケットは、何故着心地がよく美しい?

平澤:次に、ジャケット。こちらもとてもミッソーニ的な複雑な色使いで、素敵ですよね!
ジャコモ:こうしたニットジャケットを、ミッソーニでは「ミッソーニ・フォーマル」と呼んでいるんです。一見派手色に見えますが、ほら、よく見ると、糸の中には、シックなネイビーも混ざっていますよね。ただの無地のネイビージャケットを作っても、ミッソーニのお客さまはきっと買いません。何故なら彼らは、ミッソーニのノウハウ、DNAがあるものが好きだからです。そしてニットなので、きちんと見えながら、すごく着心地がいいのもポイントです。フォーマルな形をしながら肩肘張らずに着られる、いわゆるアンコンジャケットの元祖は、ミッソーニであると私は思っています。