着古した風合いがかっこいい
さて、ユニークな活動を続ける林さんに、最近のファッションの好みを聞いてみた。
「仕事と思ってジーパンばっかりはいてます。たまにはウールやコーデュロイのパンツもはきたいです(笑)。どんなものを着ているかって? 夏はラコステのポロシャツや、年中着ているインディビジュアライズド シャツの袖を三つ折りにして着る。これは永久定番やね。冬はシェットランドのセーターか、ゴツいセーターがあればほかはいらんでしょ。ブレザー、ツイードジャケットはたまにしか着ません。コーデュロイのジャケットは美術の先生みたいで古臭い感じがしていいね。これはイギリスの上質なものがクタクタになったのが好き」。
林さんの好みのひとつが、着古された雰囲気。いかにも新品に見えるのはカッコ悪い、というのが持論である。
「アクアスキュータムのコットンギャバジンのコート。おじさんぽくていいでしょ。あれはコートを着たままシャワーを浴びて、それを外に干しておくと身体に馴染む。洋服は自分の身体の形に馴染んだものがいいんです。サラリーマンのコートだって、お金がなくて同じものを着続けているほうが身体に合っててかっこいいと思う。もちろん、元は高級品のほうがいいですよ」。
コラム:林さんのファッションを拝見
林さんのブログでは、日々のできごとだけでなく、着こなしも随時紹介されている。ここでは、そんな林さんの着こなしを抜粋してご紹介しよう。
これからも続くデニムの研究
最後に近況をお尋ねすると、これもまた面白いコメントが返ってきた。
「リゾルトではやりたいことができたし、今も仕事が面白い。でも完成はありません。いろいろとテストを重ねてクオリティも上げていきたい。実はドゥニーム時代もリーバイス501しかはいていなかった。でも、2010年にリゾルトを立ち上げる時に、501はぜんぶ実家へ送った。あったらはいてしまうから(笑)。いまはリゾルトだけはいてます」。
ベースがアイビーでありながら、ほかのひとにない個性と経験が盛り込まれたファッション感覚。林さんのスタイルは、ルールに縛られがちな日本の洒落者のよきお手本になるのではなかろうか。
※この記事は前編・後編にわけてお送りしました。 >>[前編]はこちら
コラム:NEWS
リゾルトのフェアが開催される! 今後のリゾルトのフェア情報をご紹介。フィッティングデイには林さんも来場するので、ぜひこの機会に最適なジーンズを手に入れてほしい。
SPIKE
フェア開催期間:2月10日〜2月18日
住所:岐阜県岐阜市鷹見町7
TEL:058-269-4505
営業時間:11時〜20時
URL:http://www.spike-select.net/
フィッティングデイ:2月10日(土)、11日(日)
Level4
フェア開催期間:2月17日〜25日
住所:神奈川県横浜市保土ヶ谷区帷子町2-51-1
TEL:045-459-9537
営業時間:12時〜20時
URL:http://level04.com/
フィッティングデイ:2月17日(土)、18日(日)
※フィッティングデイの開催時間はリゾルト 公式ホームページ内のブログでご確認ください。
撮影/久保田彩子 取材・文/川田剛史