
スポーツのGTIとベースのTSIを繋ぐRライン
6代目となった新型フォルクスワーゲン・ポロにスポーツモデルのGTIとベースモデルTSIのあいだをつなぐ新グレードの「TSI R-Line(以下Rライン)」が追加された。
新型ポロは2018年3月の発売以来およそ9ヶ月で、約1万台が販売された人気のモデルだ。これまでのグレード構成は、もっともスポーティな2リッターターボエンジン+6速DSGの「GTI」、そして1リッター3気筒ターボエンジン+7速DSGを組み合わせたベースモデル「TSI」(装備レベルによって、ハイライン、コンフォートライン、トレンドラインの3つの仕様がある)の大きく2つだった。

「TSI Rライン」はそのあいだに位置するモデルだ。そもそも”Rライン”とは、BMWの「M」や同門のアウディ「RS」のような、VWにおけるスポーツシリーズのこと。「R」はRacingに由来するもので、2010年には特設部門となる「Volkswagen R GmbH」を設立。レース車両をはじめその技術を活かし、ゴルフRをはじめとする究極の性能を求めた「Rモデル」と、エッセンスを散りばめた「Rラインモデル」などの市販車の開発も手掛けている。