
建物に特徴的な印象を与える1200枚にもおよぶ外装パネルは、AI が日照条件をシミュレートし、パネルのパターンを設計。建物には窓はなく、最適な形で自然光や空気を取り込み、自然の下で暮らすような体験ができる。現地での施工もMRやロボットなどのデジタルデザインビルド技術を用いた。ウェアラブルデバイスを用いて、建築作業員の負荷も軽減するこだわりようだ。

またHouseのなかでは、MBのインフォテイメントシステム「MBUX」と同じように「ハイ、メルセデス」と呼びかけることで音楽が流れるなど、クルマとコネクトした生活が楽しめる。家とクルマがシームレスにつながるライフスタイルを具現化した。
電動化、AIなど、クルマをめぐる来るべき未来の話題は多い。また、スマートスピーカーなど、家でのAIにもいまや多くの人が親しんでいる。文字通り、そのちょっと先の、クルマと住まいがコネクトした一つの姿をここでは垣間見ることができるだろう。
文/sustaina編集部