

普段乗りを重視する向きで、ドライブフィールに少しでも落ち着きがあったほうがいいと思われる方にはGTSを勧める。そういつも戦闘モードになる必要などない。気分がのらないときには大人しく、のったらのったで思う存分、持てるパフォーマンスを解き放つ。価値ある二面性という意味では、スポーツ寄りのトロフェオより、GTSのほうが優っている。
人生毎日波乱万丈が面白い、大人しく過ごすなんてもったいない、というアグレッシブな向きは、ためらうことなくトロフェオを選ぼう。毎日が刺激的。おそらく、その乗り味は近い将来登場するかもしれないフェラーリのSUVをイメージするにも、好都合かも知れない。
文/西川 淳 写真/マセラティジャパン 構成/iconic
関連記事:ポルシェ、フェラーリ、マセラティ、ベントレー、メルセデス…もしもスーパーカーのオーナーになったら腕にしたいコラボ時計とは?