


日本上陸、さっそく試乗!
何とマセラティはレヴァンテV8搭載モデルを市場へ投入するにあたり、スカンク・ワークスの提案を受け入れて、同時に二種類のエンジンスペックを提供することにした。それが今回リポートする、550psのGTSと590psのトロフェオである。
いずれのグレードにも専用のシャシーチューニングと4WDプログラムが授けられており、なかでもトロフェオにはSUVでありながら”コルサ”(サーキット)モードというスパルタンな電子制御セットも準備された。

日本上陸を果たした2台のレヴァンテV8。ヨーロッパ市場よりも早くジャーナリスト用の試乗会がセッティングされ、伊豆半島の雄大なワインディングロードで思う存分に試す機会を得た。
当然のことながら、日本屈指の高速スカイラインにおいて抜群のパフォーマンスをみせたのはトロフェオのほうだった。
機敏でかつ正確なステアリングフィールに加えて、怒濤のトルクによる豪快な立ち上がりにスーパーカー顔負けのエグゾーストサウンド、というわけで、まったくもって背が高いだけのマセラティ製スポーツカーである。