スタイリング、ボディサイズは?


ディメンジョンは先代に比べ長く幅広くなった。ただしホイールベースは短い。開閉式のハードルーフを諦めたことで重量増を抑え(ルーフシステム単体では40kg軽いが、ボディの剛性増しと電子制御LSDの追加でほぼ相殺された)、重心高を下げることにも成功した。ボディのねじれ剛性は旧型比で3割もアップしており、リアルスポーツカーを目指しつつ、BMW車らしいスタビリティの高さも求めたといえる。

ちなみにソフトトップは時速50km以下であれば走行中の開閉も可能で、要する時間はおよそ10秒。この短さもまたソフトトップならでは、だ。軽量コンパクトなファブリックトップのおかげで、ラゲッジスペースも281リットルと、旧型比50%の大幅増量となっている。

現時点での最上級グレードは3リッター直6ターボエンジンを搭載するMパフォーマンスモデル「Z4 M40i」。その他、2リッターガソリンターボの「sドライブ20i」や「sドライブ30i」など、手頃なグレードも用意される予定。ミッションは全て8ATだ。