2代目「V60」のボディデザイン(写真5枚)
エクステリアも基本はV90の流れを汲んだ新世代ボルボデザインを採用する。新型のスリーサイズは全長4760mm、全幅1850mm、全高1435mmで、V90比で、175mm短く、40mm狭く、40mm低い。それでもワイド&ローの均整のとれた美しいプロポーションはしっかりキープされている。実は先代V60は全幅1865mmと日本の一般的な立体駐車場(全幅1850mm以下)にぎりぎり入らないサイズだった。日本サイドからの熱烈な要望に本国サイドが応じて全幅を15mm狭めてくれたという。モデルチェンジするごとに肥大化する現代のクルマ事情において英断といえるものだ。

全幅を削り込んだからといって、実用性が犠牲になってはモデルチェンジの意味がない。先代比で125mm延びた全長をうまく活用して、ラゲッジ容量はなんと約100リッターも拡大し、529リッターとなった。さらに後席を倒せば最大1441リッターの容量が得られる。また後席の居住性も大幅に向上した。前席とのニークリランスは、先代の15mmから51mmにまで拡大している。