
フランスからドライバーを連れてやってきた新型ルノー・メガーヌR.S.
「一人通訳が足りなくなっちゃって」。広報S氏から、そんな、てへ・ペロ状態で通訳の依頼が舞い込んだのは、伊豆の日本サイクルスポーツセンターでルノー・メガーヌR.S.のワークショップが行われる直前。ルノー・スポールの敏腕テストドライバーであるロラン・ウルゴン氏と、シャシー・エンジニアのフィリップ・メリメ氏の運転するメガーヌR.S.に乗り込んで、走行中のクルマの挙動や技術的特徴をメディア関係者に体感してもらうのだという。
ロラン・ウルゴン氏は2014年、ドイツのニュルブルクリンク・北コースで先代メガーヌR.S.トロフィーRで、7分54秒36というFF車として最速ラップレコードを記録したことで一躍、世界的に知られることになった。その後、欧州各社がこの記録に次々と挑み、昨年初夏にホンダ・シビック・タイプRが7分43秒80を叩き出すなど記録は破られたものの、満を持してメガーヌR.S.が4代目へとモデルチェンジしたものだから、世界中のスポーツ・ハッチバック好きの視線は俄然、そのパフォーマンスに集まっている。
