若返りを図った15代目クラウンは、次世代カーのあり方を探るトヨタの重大な試金石だ!

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初代コネクティッドカーとして登場した新型クラウン
15代目のクラウンとして、そして初代コネクティッドカーとして登場した新型クラウン。クラウン自体の若返り化、そして車載通信機を搭載した次世代のクルマのあり方を問うモデルとして登場した。

そして、初代コネクティッドカーとして、オペレーターサービスや音声入力が可能なエージェント機能、緊急事態に備えたヘルプネット機能や、車両を友だちとして登録すると、会話するように目的地登録やガソリン残量確認ができるというLINEマイカーアカウントといったサービスを搭載したことが注目のポイントだ。さらにトヨタセーフティセンスをはじめとする数々の先進安全技術などを備えた。

こうしたIoT(Internet of Things)技術を普及させるための鍵は、とにかく数を売って認知を高めることにある。そこでトヨタはこの新型クラウンと新型カローラスポーツを初代コネクティッドカーと銘打って車載通信機を標準搭載。最初の3年間は通信費無料としてユーザーの拡大を図っている。今後登場する新型にもおそらく搭載されるだろう。

それが功を奏してか新型クラウンの受注状況は、6月26日の発売から1ヶ月にあたる7月25日時点で約3万台。これは月販目標(4500台)の約7倍という。ユーザーの平均年齢が若返ったかどうかはまだ発表されていないが、次世代に向けた新たな技術を搭載した新型クラウンは、今後のクルマのあり方を占う試金石になるかもしれない。



文/藤野太一 撮影/神村 聖 編集/iconic

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