小樽を経由して新千歳空港へ340kmドライブ
2日目のドライブは220kmほど先の小樽を経由して新千歳を目指す。D4のカタログ燃費は16.1km/?で、タンク容量は60?。単純計算で約960kmほどの走行が可能になるのだが、今回は信号が少ない北海道だけに数字は軽々それを上回るペースで、余裕で1000km近くは行きそうだった。
途中濃霧だったり、動物注意の看板がでてきたが、自転車や大型動物の検知機能があることを知っていたせいか、ストレスはほぼなし。なるほど、安心はドライバーの負荷を想像以上に減らすものらしい。隣に座っていたカメラマンが運転交代を促してきたが、助けを借りる必要もなくあっという間に小樽へ到着。少し滞在して食事をして、すぐにナビを新千歳にセット。距離は約90km。1時間30分ほどで到着するとアナウンスされた。
小樽で観光(写真2枚)
ここからはまた高速道路をメインの移動。今度はACCをカットしてしっかり運転しながら走ってみる。ディーゼルエンジンの加速感は申し分なく、燃費もここまではカタログ数値以上。確かにディーゼル特有のエンジン音はするが、車内にいる分にはまったく気にならず、どう考えてもメリットの方が大きいと感じた。こちらもストレスなくあっという間にゴール。トータルで走った距離は1100kmほど。燃費は約17.5km/?だったので、下手すると無給油で走り抜けられたかもしれない。

一泊二日で1000kmを走る弾丸ツアーだったのに、疲労感はほぼなし。長距離ドライブの経験は多いが、この疲労度の少なさはなかなか感動するレベルだ。その理由は色々あるが、個人的にはなんのストレスも感じさせないディーゼルエンジンの出足の良さ、それと居心地の良い車内空間が大きかったように思う。
父親が25年ほどボルボに乗っていて、よく長距離ドライブに連れて行ってもらっていたが、その際も常に絶対的な安心感があったことを良く覚えている。内外装のデザインは大きく変わっていても、どこかに通じるものがあるのだろうか。いつか機会があったら、父親にも乗ってもらって感想を聞いてみたいものだ。
XC60のフォトギャラリー(写真10枚)
文/iconic 写真/柳田由人