
スポーツをうたうだけあって、デザインはとてもダイナミックなものだ。いまルノーのデザイン部門を統括するローレンス・ヴァン・デン・アッカー氏のスケッチを忠実に再現したものという。同氏はかつてマツダのデザイン本部長として、現在のマツダデザインのルーツともいえる「流(NAGARE)」というコンセプトカーを手がけた人物として知られており、動物などを思わせる有機的なデザインを得意とする。盛り上がった筋肉のような前後のフェンダーや、その隆起にあわせてボディ後半でせり上がるショルダーラインなどにその傾向がよく見て取れる。
上質で快適なインテリアとメータパネル(写真3枚)
インテリアデザインはとてもシンプルなものだ。レザーシートやナパレザー製ステアリングを標準装備。SUVらしい演出としては助手席にアシストグリップが備わる。メーターパネルにはフルカラーのTFT液晶を採用。表示色はレッド、ブルー、ブラウン、グリーン、パープルの5色から気分に合わせて選択することができる。
多様なアレンジができるラゲッジスペース(写真2枚)
また広報担当氏が自虐的に「ルノーらしからぬ使い勝手の良さ」とプレゼンテーションしていたが、荷室は二重床になっており、またボードを折りたたんで使いやすいサイズに空間を仕切れるなど日本車も顔負けの多様なアレンジが可能だ。