
ポルシェが開発を続ける初めての電気自動車、ミッションE。その国内発売が2020年に決定したとポルシェ ジャパンが発表した。
ミッションEは、4ドア、4セパレートシート、440kW(600PS)のシステム出力により、静止状態から100km/hまで3.5秒未満での加速を実現。最大航続距離を、500km以上(NEDC準拠)を実現し、実用性を兼ね備えるという。

1900年のパリ万博で発表された世界初の走行可能なフルハイブリッドカー、ローナーポルシェをはじめとして918スパイダー、カイエンS Eハイブリッド、パナメーラS Eハイブリッド、そしてル・マン3連覇を果たした919ハイブリッドなど、電動化車両、特にそのスポーツ分野で他のブランドの先を行くポルシェは2025年までに全車両の50%を電動化車両、つまりPHVかEVなどに置き換えることを目標としている。

本国ドイツなどで展開される予定の800Vの超急速充電システムが採用されるのか、国内で広く普及しているチャデモ方式の急速充電システムが採用されるのかなど、あと2年に迫ったミッションEの発表が待ち遠しいばかりだ。
文/難波賢二