1961年(Z100)初代モンキー
1961年、「多摩テック」の遊具として開発された。構成パーツのどれもがミニマムだ。
1963年(CZ100)
1963年、モデルチェンジ版として公道走行に対応させたCZ100型。翌年には海外進出を果たしたことで人気を集めた。
1967年(Z50M)
販売開始にあたって、モンキーと名付けられた1967年に登場した国内販売最初のモデル。運転している人間の姿がサルに似ているという説のほかに、多摩テックの近隣の野猿街道でテスト走行も行ったから名付けられたという説もある。
1969年(Z50A)
写真は3代目となる1969年登場のZ50A型。クルマにモンキーを積んで出かけ先で楽しむためのセパレートタイプも登場した。
1970年にはZ50A型をベースにフロントフォーク部を脱着可能にしたモデル「Z50Z」へと改良された。また、1974年に登場した「Z50J」ではクルマへの積載性から単独背の走行性能を追求する方向にコンセプトを変えていった。
1978年、姉妹車種のゴリラを追加するとともにティアドロップ型5?燃料タンクを搭載したモデルチェンジ車。以降30年にわたってさまざまな限定モデルや限定色を送り出した。
モンキーと車体を共有化しながら、大容量ガソリンタンク、ハンドルの折りたたみ機構をもたない、ツーリング嗜好の50ccバイク「ゴリラ」。1998年に販売復活となったが排ガス規制に適合できず、2007年に再び生産終了となった。
1984年に発売されたゴールドリミテッド。ライトスイッチ類をハンドル左側に集中化させ、マニュアルトランスミッションを4速化した。
1987年にはモンキーをベースに当時流行していたレーサーレプリカからカウルを外したネイキッド風仕立ての派生車種「モンキーR」が登場。さらにデュアルパーパス化された、「モンキーRT」というユニークなモンキーも翌年追加された。
2014年に登場した熊本県のPRマスコットキャラクター、くまモンとのコラボモデル。ホンダの2輪車生産拠点がある熊本県にちなんでのこと。
50周年を記念した限定500台。特設サイトの応募には予想を上回る約4万5000人が登録。その倍率90倍という難関だった最後の50ccモンキー。ユーズド取引きはプレミア相場必須なはず!