ミニマムデザインの愛嬌がなくなった!?

従来のミニマムデザインの、良い意味でチープな50ccモンキーと比べてしまうと、コンパクト感、可愛らしさは、かなり薄れてしまうのは事実。しかし、大人でもゆったり乗れるサイズ感に加え、排気量拡大にともなう各種装備の充実ぶりで、新型ではまち乗りから移動ツールとしても使えるレジャーバイクへと進化している。これなら、走りの良さにも期待ができそうだ。
モンキー125の価格は39万9600〜43万2000円。従来モンキーの34万6500円と比べると高くはなっているが、125ccとなったことと、装備の充実ぶりを考えれば納得の価格帯。ファンバイクのエントリーモデルという立ち位置は変わらない。

世界的なリバイバルブームのなか、排気量を拡大することで、モンキーの名を残していくことに決めたホンダ。往年のファンは、モンキーの小ささにさまざまな夢を見てきたのだが、そこには厳しい判断のなか、下された決定があったはず。
あの小さい体躯とはお別れになるわけだが、逆にユーズドモンキーの価値は上がりそう。さらなる技術革新、ホンダイズムでまた、50cc版モンキーにお目にかかれることにも期待したい。